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大津絵の店 五代目のブログ
主に大津絵、店、制作に関する話題を扱っています。
大津絵の代表的な画題1
100種以上、おそらく数百はあるといわれる大津絵の画題ですが、
ここでは、その代表的なものを紹介しています。
簡単なコメントも付けていますので、制作依頼などの参考にして下さい。
各画像はクリックで詳細を表示します。
鬼
鬼の寒念佛 A G01
元禄期から大津絵の代表として親しまれている絵です。 小さく描いても大きくても面白い図案です。 |
鬼の寒念佛 (俳画風) G02
上記の鬼の寒念佛を俳画風に 崩し描きしたもの。 どのような素材、大きさにも対応できる非常にこなれた図です。 |
雷公の太鼓釣 A G08
慌てて太鼓を拾い上げようとする雷の図です。 画像は色紙サイズの為少し縦が短いのですが、本来はもう少し雷と海面が離れ、丈のある絵です。 |
鬼三味線 A G03
徳利の色や三味の形は微妙に変わることがあります。 |
福は外 G07
鬼と大黒の配置の仕方で、本来の縦長の構図でも、横長の構図にも対応できます。 |
鬼と柊 G05
鬼が怯えているのは、鼠のくわえた柊の葉と鰯の頭です。 縦長の本来の形以外で描くのは難しいでしょう。 |
雷と奴 G04
どこか滑稽な姿が多い大津絵の鬼ですが、ここでは真面目に雷を落としています。 小さく描くのには向かない構図です。 |
鬼の行水 A G09 |
風神と奴 G10
「雷と奴」の風神版です。 新規に創らない限り、大津絵の鬼で朱以外の色を持つのはこの鬼だけです。 小さく描くのには向かない構図です。 |
鬼の寒念佛 B G11
大津絵でもっとも種類が多く伝えられているのは、おそらくこの鬼の念仏の絵でしょう。 こちらは斜め上を向いた、やや動きの有る構図です。 |
雷公の太鼓釣 B G12
Aの絵とは雷公の向きが逆です。 この絵も種類が多いのですが、雨雲から半身を乗り出す構図は共通しています。 |
酔鬼 G14 酔いつぶれた鬼の絵で、横長の構図です。 |
藤 娘
藤娘 A B02
こちらも古くからの代表的な絵です。 大津絵ではこの黒い着物に藤柄というのが標準的です。 |
藤娘 B B10
上記『藤娘』の違う図柄です。 格子柄の内側は地の紙色が出てしまうのでご注意下さい。 本来の泥地に描くのが最も美しいでしょう。 |
鳥獣画
鷲 C01
迫力のある野生の鷲の図。 本来は松の枝を伸ばし、もっと縦長に描いたほうが映える絵です。 |
鶏 A C02 つがいの鶏の図。 縦の無い構図ですので、上部が空く場合は道歌を添えたりもします。 |
梅に鶯 A C03
古典的な梅と鶯の図。 梅の花は白に朱の点で表現しています。 泥地の方が映えるかもしれません。 |