無地色紙に『鷹』を描いたもの。
あまり花鳥図を描くことの少ない大津絵ですが、猛禽類の図は例外的に多く残されています。
この「鷹」図もその一つで、足に紐が括られていることから鷹匠に飼われた鷹であることが伺えます。
江戸期の町民にしてみると、竜虎のような縁遠い猛獣と違い、猛禽類はより身近な存在であったのでしょう。
現代では鬼や美人画のようなより派手な図柄に人気が集まっていますが、一部根強いファンの方がおられるおかげで、今もこの図は描き継がれております。
画像の色紙をお届けします。
縦270×横240(mm)
既に規定サイズの色紙額等をお持ちの方にお勧めです。
色紙はどうしてもシミの出やすい素材ですので、虫干しなど保管にはお気をつけ下さい。