耳を残した厚手の和紙に、『釣鐘提灯』を描いたものです。
画像の短冊をお届けします。
猿が天秤で、釣鐘と提灯を担いでいる図ですが、本来重いはずの釣鐘のほうが上になっています。
主客が逆転した世の風潮を、風刺した図ともされ、次の道歌が添えてあります。
「釣鐘の重きは軽く 提灯の軽きを重くなすは猿智恵」
縦360×横78(mm)
一般的な短冊の規格サイズよりは、幅が少し大きくなります。
厚みもありませんので、市販の短冊額や短冊掛けに収める場合は、裏に紙をあてる等の工夫が必要です。
規格サイズぎりぎりに合わせた額に入れるには、耳を切り落とすことになるかもしれません。
天板と裏板で挟むタイプの額が最も適しています。
画題については
「釣鐘提灯」(www.otsue.jp)も是非ご覧下さい。