無地色紙に『猿の念仏』を描いたもの。
一心不乱に鉦を叩き、念仏を唱える猿の図です。
1493年の徳政一揆の際、大津坂本の西教寺を、比叡山の僧兵が襲撃する事件が起きました。
その時、避難した真盛上人の代わりに、猿がお堂で念仏を唱えていたという逸話が伝えられています。
「念仏の功徳」を体現する猿を見て、僧兵は引き上げたということですが、その伝説を得にしたものが、この「猿の念仏」図です。
「念仏の数のはよらぬ信なれど しんには数の多き念仏」
縦270×横240(mm)
既に規定サイズの色紙額等をお持ちの方にお勧めです。
色紙はどうしてもシミの出やすい素材ですので、虫干しなど保管にはお気をつけ下さい。