耳を残した和紙色紙に『十三仏』を描いたもの。
画像の色紙をお届けします。
不動明王から虚空蔵菩薩までの十三の仏様を一つの絵に描いたものです。元来は法事用の実用品としての性格が強く、特に大津絵では、簡素で汎用性の高い仏画として重宝されたようです。
仏の顔の部分は版木押しの技法が使われており、体は合羽刷り、光輪は分廻し(コンパス)で描かれています。
簡素に大量に描くための大津絵の技法が駆使された図です。
縦280×横245(mm)
かなりしっかりした紙ですので、裏打ちせずにそのまま額に入れて飾ることができます。天面と裏板で挟みこむ洋風の額のようなタイプが適しています。
通常の色紙よりも少し大きいですので、色紙掛等を利用される場合はご注意下さい。厚みはありませんので、裏に厚紙を重ねられるなど、工夫が必要かもしれません。
画題については
「十三仏」(www.otsue.jp)も是非ご覧下さい。